最終更新: 2017/11/09
本書で登場するRスクリプト及びデータファイルについては、原典のサポートサイトに設置してあります:
Software, with programs for book - Doing Bayesian Data Analysis
上記リンク先の5.にあるリンク、もしくはページ末にあるところから、DBDA2Eprograms.zipという圧縮ファイルをダウンロードし、適宜展開してください。
本書に詳しく記載してあるので、ぜひ該当箇所を参照してください。不明な点やうまく動かないなどありましたら、遠慮なくお問い合わせください。お問い合わせにつきましては、こちらを参考にしてください。
本書では、コーディングに関して原典に従って翻訳して記載しています。ただ最近のR界隈を鑑みるに、違和感など感じる読者もいるかと思います。ここでは監訳するにあたって、監訳担当の前田が気になった点について、いくつかコメントを記しておきたいと思います。
本書ではキャメルケースを推奨・採用しており、その理由も書籍内に記述しておりますし、他にもコーディング規約に関する記述がいくつかあります。しかしながらコーディング規約については自分もしくは組織環境に沿ったケースでいいかと思います。
個人的にはHadley Wickham氏がまとめているThe tidyverse style guideを参考にすることが多いです。ぜひ一読されることをおすすめします。
本書ではRを使うのにRStudioを推奨しています。RStudioはRの統合環境として非常に強力で、現在非常に大きなシェアを有しています。また開発も活発で日々新しい機能が追加されたり修正されたりしています。
しかしながら本書ではRStudioについて十分に説明しきれていないと感じました。そこで最低限このあたりは知っていたほうがいいという機能について、極々簡単に紹介します。なお、以下はこれを執筆している時点(2017/08/21)での安定版であるv1.0.143
を前提とします。
RStudioにはProjectという機能があり、一連の処理を行うためにデータやRスクリプトなどをまとめて管理できるという機能があります。このプロジェクトを活用することにより、
などが利用できるようになります。RStudioを利用する上でほぼ必須となる機能です。
本書を読み進めて行く際には、ぜひ本書をテストしていくためのProjectを準備してから進めていくことをおすすめします。プロジェクトの使い方に関しては、本書の3章担当が過去に公開した以下のスライドの終盤を参照してください:
RStudioには強力なコード補完機能が備わっており、Tabキーを押すだけで簡単に使えます。特に本書では非常に似たRスクリプトファイルや関数がたくさんあります。通常通りのて入力では大変苦労するはずです。そこでコード補完機能により、少しでもその負担を軽減することをおすすめします。コード補完機能については以下の記事に詳しくまとめております:
よく「Rはコマンドですべてしないといけないからつらい」と言われます。それはそれで重要なのですが、RStudioには各種様々なボタンやメニューが用意されており、グラフィカルな操作ができます。
非常に多くのボタンがあるので網羅するのは大変ですが、以下にRStudioが提供するチートシート(pdfファイル)があります。ぜひ一度見てみてはいかがでしょうか:
RStudio IDE Cheat Sheet(pdfファイル)